ぼくのひとりごと

  • 2018.10.04 Thursday
  • 08:00

ぼくの名前は ヌーノ


ぼくの
と言うからには
男の子なんだけど
初めて会う人には
必ず 女の子と間違えられる。

ぼくが小さいときから
ママが 自分の趣味だって言って
ピンク色の洋服なんか着せたり
最近はローズウォーターってやつで
身体をふいたり
部屋に振りまいたりしているから
きっと女の子みたいな顔に
なってしまったんだ。


昨日だって
お散歩をしていたら知らない人が
可愛い女の子ね〜
なんて言うんだよ。

ぼくは 男の子だって言うのにさ。


ママは ぼくを
ヌーノ大好き〜〜って言いながら
ぼくの顔にいっぱいキスするんだ。
たまにぼくはママに食べられて
しまうんじゃないかっていうくらいに。

それにママは
ぼくにかまって欲しいみたいで
ぼくの名前を
よくわからない歌に乗せて
歌いながら近づいて来るんだけど
本当に 怖くて逃げ回っちゃう。

だってさ、物凄いテンションで
ナゾの踊りを踊りながら近づいてきたら
誰だって怖いと思うよ。

でもぼくは 

結局遊んであげるんだけどね。



ママは ぼくを可愛いがってくれるけど
ヌーノって
名前で呼んでくれない事も多い。

最近はね

おじさん

て言うんだよ。
失礼だな。

確かにぼくはもう10歳だけど
おじさん なんて失礼だ。
ぼくがおじさんなら
ママはとっくに 


おばさんだよ。


ぼくには
たくさんの呼び名があってね

ヌーさん。ヌーちん。ヌーにゃん。
にゃんにゃん。ぷりぷりさん。
ヌーおじさん。ぬくたん。デブヌーさん。
もにょさん。にょんにょん。ヌーとん。


もはや 名前なんて

あってないようなものだよ。



その時の思いつきで呼ぶみたいだけど
仕方がないから
ヌーノって呼ばれなくても
反応してあげることにしたんだ。


それにママにはママがいて

お母さんて言うの。

そのお母さんはママをお姉ちゃんって 

言うから みんなの呼び名すら

ぼくは もう

よくわからない。


ぼくがこの家に来て1番身についたのは
お手やお座りや待てみたいな

よくある犬らしいことではなく




空気を読むこと




自分勝手なママたちと一緒にいると
自然と身についていくんだ。



空気の読める犬



ちょっとカッコいいかも。



これはぼくだけの秘密の呼び名にしよう。






だって


ぼくのひとりごと だから。ね。









ヌーノ









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